糖尿病
糖尿病治療の目標は、単なる血糖値の改善だけでなく、健康寿命と生活の質(QOL)を維持することです。高血糖による網膜症、腎症、神経障害などの3大合併症や、脳梗塞、心筋梗塞を防ぐため、HbA1cを指標に個別の目標値を設定します。生活習慣では、無理のない食事制限や、座りっぱなしを避ける運動が推奨されます。近年は心臓や腎臓を保護し、体重管理を助ける優れた薬も登場しており、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療を専門医と共に進めることが大切です。
心不全
「心不全」という言葉を聞くと、「心臓が止まってしまう病気では?」と驚かれるかもしれません。しかし、決してそういうわけではありません。心不全とは、「心臓のポンプとしての働きが弱まり、全身に十分な血液を送り出せなくなった状態」のことを言います。心臓というエンジンがバテてしまっているイメージです。
心臓弁膜症
私たちの心臓は、全身に血液を送り出す「ポンプ」の役割をしています。心臓の中には4つの部屋があり、血液が逆流せずに一定の方向に正しく流れるよう、それぞれの部屋の出口に「弁(べん)」という扉がついています。この「弁」が正常に働かなくなってしまう病気が心臓弁膜症です。
狭心症・心筋梗塞
「胸が締め付けられる」「お腹や背中が痛む」――。このような症状は、心臓の筋肉に血液(酸素)が十分に行き届いていないサインかもしれません。これらは「虚血性心疾患」と呼ばれ、主に狭心症と心筋梗塞の2つに分けられます。
不整脈
「動悸がする」「胸がウッとなる」「脈がとぶ感じがする」「脈がバラバラな感じがする」このような症状を経験したことはありませんか?これらは「不整脈(ふせいみゃく)」のサインかもしれません。
大動脈瘤・大動脈解離
大動脈は、心臓から送り出される血液を全身に運ぶ、体の中で最も太い大切な血管です。この大動脈にトラブルが起きる代表的な病気が「大動脈瘤」と「大動脈解離」です。どちらも命に関わる重大な病気ですが、その性質や治療法は異なります。
閉塞性動脈硬化症
「少し歩くと足が痛くなり、休むとまた歩けるようになる」「足がいつも冷たい、しびれる」。このような症状はありませんか?これは、足の血管に動脈硬化が生じて、血液の流れが悪くなっているサインかもしれません。
高血圧
高血圧と診断されたり、血圧が高いと言われたりすると、どうしても不安を感じてしまいますよね。「すぐにお薬を飲まないといけないの?」「何か悪いことをしてしまったのかも……」と心配される方も多いですが、まずはご安心ください。
脂質異常症
血液中のコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が、基準よりも高くなったり低くなったりしている状態です。脂質異常症自体には、自覚症状がほとんどありません。しかし、高い状態を放置していると、静かに血管の壁に脂肪が溜まり、血管が硬く狭くなる「動脈硬化(どうみゃくこうか)」が進んでしまいます。これが将来、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気を引き起こす原因になります。
症状から探す
動悸や息切れ、胸の痛み、足のむくみやしびれは、不整脈や心不全、狭心症、閉塞性動脈硬化症などの心臓・血管疾患のサインかもしれません。これらの症状を放置すると重症化する恐れがあるため、自己判断せず早期に専門医の診断を受けることが大切です。当院では心電図や心エコー、血液検査等を用いて原因を丁寧に評価します。健康診断で異常を指摘された方も含め、少しでも気になる症状があれば、安心のためにお気軽にご相談ください。